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川柳大喜利 第11回 総評
2018年3月29日

ひところの寒さは通り過ぎ、
と思えばこんどは急に暑く、
汗ばむ陽気の日も増えてまいりました。
体温調整に気を付けましょう。担当Hです。


さて第11回の 川柳大喜利。
お題は『煩悩』でした。

新年から早々に、
数々の名句・迷句がこちらに届きました。
除夜の鐘でも年を越しても
煩悩は相変わらず煩悩のままだった、
ということですね。困ったもんです。

でも、元気がないなんてことに比べれば、
それはたいへん結構なことでは
ございませんか?
と思った次第。

今回もご投稿くださいました皆様、本当にありがとうございました。

さて、今回は過去5回の情報を振り返りまして、
入賞された方々が、
どのくらいの数の句を
それぞれの回に投稿されていたのか、
試しに集計してみました。ご覧ください。

<集計範囲 第6回から第11回まで>
※前半と後半の投稿は合算しています。
※※1句縛りだった第10回は除きます。
最優秀賞     平均3.8句 2から6の範囲
優秀賞      平均3.6句 2から6の範囲
九州代表賞    平均7.25句 2から10の範囲
松岡モータース賞 平均7.25句 2から10の範囲
総合       平均4.75句

以上となりました。

傾向として、最優秀賞や優秀賞では、
1から3句くらいを
前・後半に何度かに分けて
投稿されるケースが多くみられます。

また、九州代表賞や松岡モータース賞の受賞者では、
一度に5句ぐらい
多数まとめて投稿する方が
多いように見受けられますね。

ちなみに集計した範囲では、
一句だけ投稿してそれが入賞!
という例は1つもありませんでした。
同じお題の中でいろんな句を考えて、
より良いものを模索する、
そんな入賞者の姿が浮かんできたと思います。
制作のお役に立ちましたら幸いです。

それでは恒例の、目についた言葉・表現のコーナーです。

「投資失敗」
ドッキリワードですね。
やっているにしろやっていないにしろ
世間の関心は高い話題。
それだけ注目を集めることができます。

「涅槃」
仏教用語で悟りの境地だそうです。
宗教用語や歴史用語、故事成句などは、
句に意味を加えるのに役立つと思います。

「我慢できない」
タガの外れる瞬間というのは誰にでもあります。
人の本性がさらけ出されたら、と
スリリングな興味が掻き立てられます。

「邪念わく」
心の奥底よりにじみ出た暗い閃き。
何が起こるんでしょう?
危険な予兆です。

「チョモランマ」
チベット語でのエベレスト。
はるか異郷の高峰に例えることで、
言葉の響きと相まって句の印象が強まるかもしれません。

「ふぁぼりふぁぼられ」
Twitterでハート(イイね)をつける/されることだとか。
SNSウケに関心の高い世代を表す言葉ですね。

「時効待ち」
何をしてしまったのか?
後ろめたい響が緊張感を高めます。

「血糖値」
中年世代の頻出ワード。
不摂生にどっきりする人も多いんじゃないでしょうか。

「広辞苑」
いまやネット検索全盛の時代、
それとの対比が句の中で生きると思います。

「いつ活かすのか」
一時期流行した、心に訴えかける語り口。
短くバシッと決めてください。

「また課金」
利用料を軽い響きに言い換えて
忌避感を減らすのに成功した例ですね。
川柳にも役立つ考え方だと思います。

「フィロソフィー」
哲学のことです。
昨今では独特のものや理解できないもの、
などのような使われ方をすることもあります。
つまり、川柳ではいろいろ便利に使えそうです。

「回る寿司」
リズムのある言い回し。
ただ回転寿司というより小洒落た感があり、
川柳にはとても役立つと思います。

「がんじがらめ」
昭和的表現。今風にいうとハマった、でしょうか。
ご年配のイメージが活かせると思います。

「へっちゃらさ」
腕白坊主や、その面影を思わせるセリフ。
かつてのたくましさを浮かび上がらせます。

以上です。
次回の川柳は4月2日より受付を開始する予定です。
また前・後半1句縛りの特別ルールで行わせていただきます。

川柳大喜利コンテスト第12回は、来週の4月2日より募集開始予定です。

詳細については、弊社キャンぺーンページをご参照ください。

次回ですが、

また前・後半一句縛りでやらせていただく予定です。
どうか奮ってご参加ください。

以上、担当Hがお送りしました。

4月から心機一転、張り切っていきましょう。


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