- それが危ない!「スマホのセキュリティ基本編」
- 2016年2月8日
今年は世間を騒がす話題が次から次で、ついていけてない担当Hです。
そんなに前ではない話、とある芸能人の不祥事が明るみになった原因が、とあるSNSサービス?というニュースが世間を騒がせておりましたね。この件は、特定のサービスにおける特殊な事例、という話みたいですが。でも、あなた。特殊じゃない事例は大丈夫ですか?ありがちなところでは、スマホの充電ですね。スマホは便利ですが、電池が切れればただの板。しかも、便利に使えば使うほど、いつのまにやら残量がピンチなことに。そのため、こまめに充電されている方も多いと思います。が、そこですよ。みなさん、充電のとき置きっぱなしにしていませんか?これがよくない。これはもう、ずいぶん昔から言われている話です。携帯を充電して放置したままにしていると、メールや写真を他の人から覗かれちゃいますよって。これまた、その返事がだいたい決まっております。いや別に。見られて困るものがあるわけでもないから、と。お気持ちはわかりますよ。以前は私もそう考えておりました。しかし、今やスマホにタブレットの時代。昔より便利になったということは、危険度も段違いに上がっているということでもあります。具体的には、本人の留守の間にお子さんがゲームアプリに勝手に遊んで、高いお金を支払う羽目になった話とか。あるいは、家族がお金と時間をつぎこんだアプリを消しちゃった、みたいな話があるわけです。専門用語で、こういう行為を『ソーシャルハッキング』というそうです。ハッキングというと、すごい技術を持った犯罪集団が奇想天外な方法で潜入し機密情報を盗んでカーチェイス、みたいな。そういうハリウッド的なイメージが一般的ではないかと思いますが、なんてことない個人がちょっと目を離した隙にしでかすような、そんな危険がより身近になっているわけですよ。今回は、そんな『ソーシャルハッキング』に備える方法を、いくつかご紹介させていただこうと思います。Q.他人にSNSのメッセージやメールなどを見られたくありません。どうすれば?A.「ロックアプリ」を使いましょう。アプリを起動する時にもパスワードが必要、という設定をするアプリです。本体だけでなくアプリにも、二重に鍵をかけてセキュリティを強化しましょう。Q.SNS以外に、大事なファイルや写真などを守るには、どうしましょう?A.「暗号化アプリ」を使いましょう。これは色んなファイルを暗号化するアプリです。このアプリ、特に本体に「メモリ」を挿せる機種などでは有効です。というのも、そういう後付けするものは簡単にとり外して持ち去られてしまうからですね。「メモリ」にカメラで撮った写真、仕事上の大事なファイルなどを保存するなら、あらかじめ暗号化して万が一に備えましょう。なお、メモリそのものを取り返す件については、警察に相談してください。Q.知らないうちに高額の請求書が来るなんて怖い!?どうしたらいいの??A.まず、クレジットカードをやめましょう。特に、パスワードなしでお買い物できるようにされている方は、いつ何があってもおかしくないレベル。そうでなくても危ないですので、以下の方法に切り替えをお勧めします。①ネット用の口座を用意し、「デビッドカード」でお支払いする。このカード、使ったことない人も多いかもしれません。お店などでお勧めされることは、あんまりないですからね。これ自体の使い方はクレジットカードとそんなに違いませんが、支払いの点で大きな違いがあります。このカードでは借金できない、ということです。そもそも、クレジットカードは基本的に借金するためのものです。お金のある無しに関わらず、限度額までお支払ができてしまいます。そのため、悪用されると大変怖いことに。そして、その情報をネットに置いて使えるようにしているということは、カードを複製して目の届かないところに預けているようなもの。そんなの危ないに決まっているじゃないですか。しかし、デビッドカードの場合なら、登録した口座に入っている金額までしか使うことはできません。そこであらかじめ一手間。いつもの口座とは他に口座を用意し、少額だけ預けておきます。そして、その口座からお支払いを「デビッドカード」で行うわけです。これなら、入金の手間は増えますが、使い勝手はそんなに変わりません。そしてもしもの場合、その口座のお金は失われるかもしれませんが、それ以上の損害はせき止められる、というわけですね。②「電子マネー」でお支払いする。上よりもうちょっと手軽な方法です。大手の会社では、コンビニなどで専用の「電子マネー」を販売しております。店頭で見た覚えがある方も多いんじゃないでしょうか。この「電子マネー」を購入し、ネットのお支払いをこれを使ってするのであれば、クレジットカードはそもそも必要ありません。またもしもの時でも、すでに購入した電子マネーの額までしか損害はありません。なにかしらのキャンペーンをやっている時もありますので、カードでお支払いするよりお得な場合もあるかもしれませんよ。ただ「電子マネー」には非常にたくさんの種類があるのでお間違えのないように。目的のコトに利用できない「電子マネー」を買っちゃうと、非常にガッカリすることになります。今回は以上です。特殊な事例は、もうその都度対応するしかありませんが、ありそうな危険については、何かしら備えておくのがよいと思います。交通事故における、シートベルトやエアバックみたいな感じでしょうか。もちろん、他にも気を付けないといけないことはあると思います。また機会を見つけてご紹介させていただきます。クルマもネットも、安全あっての便利さです。しっかり活用するためにも、安全装置は備えておきましょう。皆様とご家族の安全を祈願する担当Hでした。今後とも応援よろしくお願いいたします!